2014年2月21日金曜日

寄港地からの出港準備

出港時間に間に合わなかったら?
船は出航時間には港を離れます。出港時間30分前が最終乗船時間です。キーウエストでは3名の乗客が乗り遅れとなりました。そのうち一人は5分遅れで港に戻ってきましたがすでに船は岸壁を離れています。ゆっくりと港を離れる船を見送るしかありません。

船ではチェックイン時、乗客1人ずつにカードが発行されます。私の船ではセイル&サインカードと呼ばれ、これはキャビンの鍵であり、船での買い物は全てそのカードを通して清算します。日本のスーパーやJRのスイカでお馴染みのプリペイド方式です。クレジットカード情報を通すか現金を入れておくことで精算ができます。
そしてもう一つとても大事な役目、乗客の管理です。精算時にカードをレジに通すことでキャビン番号、氏名、年齢や性別が確認できます。ちなみにアメリカではアルコールは21歳から。セイル&サインカードで清算なので未成年はお酒を購入できません。
また、このカードを乗船・下船時に機会に通すことで誰が船内にいるのか、何時に外出したかが確認できます。出航30分前にゲストサービスは全員がオフィスに集まります。パソコンで何号室の誰が戻っていないのかモニターします。出航15〜20分前になっても姿が見えない場合、まずキャビンに電話、一緒に予約を取った他の乗客がいればその人たちにコンタクトをとりどこへ行ったのか、携帯番号はあるのか、持っていれば電話します。
それでも連絡がつかない場合、セキュリティーとゲストサービス、ハウスキーピングのスーパーバイザーが該当キャビンに入りパスポートがあるか確認します。その乗客を残して出航する場合、パスポートは港の係員に預けます。そうすることで乗り遅れた乗客は飛行機で次の港に移動しまた乗船することができます。各港にはそのような乗客のお世話をする係員がいます。

キーウエストで乗り遅れた3人は翌々日にグランドターク島で再乗船となりました。当然のことながら飛行機代やホテル代など、大変な出費です。
時間には余裕を持って行動したいでですね。

2014年2月19日水曜日

フロリダ、キーウエスト

フロリダ、キーウエスト
今日はフロリダ州に属する小さな島キーウエストに寄港しました。昨日乗船したお客様のスーツケースが港のターミナルビルから船に運ばれる間に破損したケースがあり、代替え品を買いに行くことになりました。

この島はアメリカなので大型スーツケースを買うのはとても簡単です。アメリカではアウトレットが多くありサムソナイト等ブランド品も70~80ドル程度で購入できます。このサイズを買いに!



朝7時から12時のシフトを終え、着替えて外へ。港からタクシーで15分ほどでショッピングセンターへ。15時までに船に戻らなければなりません。

すぐスーツケースは見つかったのでついでに自分のお買い物。キャビンが冷房で寒いので毛布を購入。石鹸やビーチタオルを買って大満足。一緒に行ったメキシコ人のマリアと慌ただしく買って帰りのタクシーへ。

15時、船に戻ってすぐ出航準備の為着替えてオフィスへ。
今日の出発時間は16時。出航30分前までに乗客は戻るようになります。出航1時間前からゲストサービスは夜勤を除き全員オフィスに集まります。

次回寄港地からの出航について書きます。出港時間に間に合わなかったらどうなるのか。船は待っていてくれるのか。

2014年2月15日土曜日

スパの利用、クルーのランドリールーム

今日はラッキーな1日でした。朝7時から12時の5時間働き、午後2時から6時まで働いて終了。

クルーの食堂で夕食。まったく味わいのないトマトソースのパスタを食べてビールを1本買い自分のキャビンへ。オリンンピックを見ながらビールを飲み、ベッド(せまーい2段ベッド)でウトウト。タイ人の同僚からの電話で午後8時、船内にあるすぱのスチームルームへ行くことに!

ゲストサービスはほとんどのゲストエリアを利用することができます。もちろん空いている時ですが。
現在乗っている船は乗客の平均年齢が高く、ジムやスパは8時も過ぎるとほぼ貸切です。スチームルームも私達だけでした。あまりに空いているのでジャクジーにも入ってみました。

スッキリした後は洗濯。船の中にあるクルー用のランドリールームへ。これがいつも大変。1000人のクルーに10機の洗濯機!誰かのが終わるのを待ち洗濯物を放り込み待っている間はクルーラウンジ/クルーバーでへ。そんなこんなで一日が終わりました。

2014年2月8日土曜日

クルーズ最終日

明日は下船-乗船日。6日間のクルーズを終えた3000の乗客が午前6時半から10時半までに下船し、新たな3000人を11時半から3時半までに乗せて8日間のクルーズが始まります。忙しい一日です。

下船前夜の今日はゲストサービスに長蛇の列。明細を確認したり、下船について確認に来たり。
よくあるのが明細を見て「こんな買い物した覚えがない!」というクレーム。レシートを再発行し内容を見ると「あ!あ〜、それね、思い出したわ〜」というケース。6日も船にいて観光地に行って、確かに忘れちゃうだろうなと思います。そして旅行中は気持ちも浮き足立つのは皆同じです。怒鳴らず確認に来て欲しいものです。

今回のクルーズ中に同僚の誕生日があり、オフィスでお祝いをしました。







2014年2月6日木曜日

フリーダムとパラダイス

同じ会社の船が同日に同じ寄港地に停泊することがよくあります。昨日グランドケイマンでの1枚。

こんな風にして以前同じ船で働いた友人と再会することがあります。再会って嬉しいものです。
この寄港地は浅瀬のため小型ボートで岸まで移動します。
それにしても大きい船です。11万トン。上の写真の小さい方でも7万トンです。