2014年1月21日火曜日

乗船、仕事初日と2日目

ホテルで1泊ゆっくり休み、朝ホテルのロビーで迎えのバスを待ちます。港まで船ごとにバスが用意されています。
待ってる間居合わせた他のクルーとどの船に乗るのか、どの船で働いたことがあるのかなど話し、私が乗る船は寄港地が多く魅力的との事でした。

さて、バスが3台すでに40分以上遅れてホテルに到着、船名を確認すると私の船の分が来ていない!ドライバーに確認し、バスを提供する会社に電話。そこから1時間20分後やっと迎えのバスが来て移動しました。

荷物検査を受けて乗船、今回の船は割と新しいのでクルーエリアもこざっぱりしています。初めに書類にサインし、オリエンテーション、そしてもう出港時間が近づき初仕事、避難訓練。
その後はフロントで4時間、クルーズ初日はドタバタです。

2日目の今日も何処にレストランがあってバーがあるのかお客様に案内しながら覚える。そして同僚に1時間弱の船内ツアーをしてもらいました。
少しずつ慣れるしかありませんが入り組んだ感じで迷ってしまいそうです!

2014年1月19日日曜日

日本出発

日本を出発してアメリカに入国しました。

家族、友人、親戚たくさんの人から温かい見送りの言葉を頂き"後ろ髪を引かれる思い"でした。感謝の気持ちでいっぱいです。

今回のフライトは仙台空港から成田空港、成田空港からテキサス州ダラスのフォートワース空港、そしてダラスからマイアミです。
成田からダラスへ11時間半ほど高度1100メートルを時速900キロで快適に飛行しました。現在ダラスで乗り継ぎ便待ちです。
入国審査はとっても早くてスムーズでした。目的地を聞かれ、船ではどんな仕事をするのか、そして指紋と写真を撮って終了です。荷物を取り、税関済ませて乗り継ぎ用の荷物預け場所に荷物を降ろしてゲートへ。



この空港とても大きくてターミナルが幾つもあります。移動はモノレールです。ターミナル間で10分くらいかかりました!テキサス州の乾燥した空気がアメリカ南部という感じです。


もう一息でマイアミです。ホテルに1泊して翌日乗船します。

2014年1月14日火曜日

日本からの出発準備 ~スーツケースに荷物詰め~

フランス、カシスについて書く予定をとばして6ヶ月の航海に入る前の準備について書いてみます。

次の出発まであと4日となり昨日から準備を始めました。
航空券は会社から1ヶ月ほど前にメールで送られてきています。コンタクトレンズは9ヶ月分購入してあります。1日使い捨てなので大量。

荷造りは面倒でいつも出発ぎりぎりになります。家族に心配されつつ最終的には適当に詰め込んで出発します。

6ヶ月分の荷物。制服だけでかなりの量です。4キロ位!更に制服の時用の靴、昼用と夜用。ジムではく靴、ビーチに行くのにビーチサンダル、お出かけの時の靴と・・・それはまぁ、靴だけで5,6足になります。
私服は・・今回はカリブ海クルーズの船なので夏服。上5着に下3着、ワンピース1枚位。
化粧品は船でも現地のお店でも買えますが私はほぼ日本で買って持っていきます。
あとはパソコン、カメラ、周辺機器。
スーツケース2つかな。ちなみにヨーロッパから帰ってきた時、荷物の総重量は約60キロでした。ワインも持ってたし。重かった~!

今日は荷造りを完了させて成田空港に送りたい!



2014年1月9日木曜日

寄港地での過ごし方、ショアエクスカージョン

寄港地でのツアーはショアエクスカージョンと呼ばれていて、乗船前に予約をするか、乗船中にチケットを購入することができます。
ヨーロッパではツアーに参加するお客様が多く、売り切れることも多々ありました。

言葉の通じない国で電車に乗ったり、タクシーに乗ったりすることってちょっと気が引けると思います。英語が話せればだいぶ楽とは思いますが、ヨーロッパでは英語を話さない人だってたくさんいます。





 例えば「水を下さい」も英語なら「ウォーター」と日本人なら誰でも知ってる単語。でもイタリアでは通じません。イタリアなら「アックワ」だしフランス語なら「オゥー」となります。
日本では頼まなくても必ず出てくる水。他の国では頼まないと出てこないことが多いです。

ツアーに参加すれば港からバスで出発して港に帰ってくるのも安心。出航時間に間に合うか気をもむ必要もありませんし、効率よく見どころを廻ることができます。

日本から団体でお越しになるお客様は、添乗員の方と乗船され、寄港地ではその旅行会社がオプションで付けるツアーに参加されているようでした。そうすると現地案内も日本人、もしくは日本語を話せる人が付くみたいです。

一日中ツアーに参加するのは疲れるな、近場だけ見ればいいかなという時は短い観光ツアーにして残りの時間を船でゆっくり。ちょっと足をのばして色々見たい!という時は長いツアーにしてみるのもいいですね。船に帰ってくればあとは次の朝まで何もせず休めるんですから。

料金はツアーによって変わりますが1人50ドルから180ドル位まで色々ありました。ツアーガイドは英語で話をします。イタリアでツアーに参加した時はイタリア訛りの巻舌英語で話す添乗員さんがかわいらしくて印象的でした。








2014年1月5日日曜日

フランス、マルセイユ

南仏マルセイユはパリに次ぐ大都市です。クルーズ船が着く港はマルセイユの中心地からシャトルバスで15分から20分程。港はいかにも工業地帯といった雰囲気で徒歩圏内には何もありません。

大聖堂のある丘から見た新港

クルーズ寄港地を楽しむにはいくつかのタイプがあるのでここでちょっとお話しします。
☺ 港周辺がメインの観光地であり徒歩圏内である
☺ 中心部まで車での移動を必要とする距離ではあるが市街地は歩いて回れる
☺ 観光の要所が港からバスや電車で1時間以上かかる(ローマやフィレンツェがこれにあたります)
☺ 観光要所が点在しているのでツアーに参加するか公共交通機関を利用する必要がある

特に地中海クルーズは毎日素晴らしい都市を訪れます。少しずつでも各港の情報を事前に調べておくと余裕をもって楽しめると思います。前もって寄港地ツアーに申し込むのもいいですよ。

稀ですがお客様の中には自分がどの国に行くのか、その土地で何が有名で何を見に行ったらいいのか分からない方もいらっしゃいました。もったいない!


マルセイユの話に戻りますが先に書いた通り港からはシャトルバス、あるいはタクシーで市街地へ。マルセイユの旧港(オールドポート)周辺はレストランやショッピングを楽しむ観光客で賑わっています。
マルセイユの旧港は1800年代中期には地中海の貿易拠点として大変栄えたそうです

そしてお客様に情報を伝えるためにも有名なノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院へ行きました。丘の上に立つこの教会からはマルセイユを一望することができます。

























マルセイユからはワイナリーをめぐるツアーが人気でした。南仏はロゼワインで有名です。ヨーロッパにいる間は寄港地のスーパーでワインを買っていましたが、本当に香りが良く味わいのあるものばかりでした。歴史ある建物を見るのもいいですが、私にとって旅の楽しみは「食」!に他なりません。そして現代に生きるその国の人が何を楽しみ、どんなものが流行しているのか見るのも楽しいです。コーヒーショップやレストランのインテリア、グラスや食器、そこに集まる人達を見ているのが楽しいんです。





次回はマルセイユから足をのばしてカシス(カシとも呼ばれます)をご紹介します。

スペイン、バルセロナ

バルセロナのクルーズ船ターミナルは私が見た中では一番利用しやすく、清潔でよく管理されていました。私の乗船していた船がバルセロナに着くときは乗船・下船日となります。三千数百人のお客様が朝5時半ごろから下船を始め、11時半ごろからは次のお客様が 乗船してくるというとても忙しい日です。

乗船した6か月間で15回以上寄港した内下船したのはたった3,4回。それでも利便性の良さから短時間で楽しく観光ができました。ターミナルにはカフェと小さな売店があり、日本の空港のようにチェックインカウンターが並んでいます。AからDまで4つのターミナルがあり、それぞれのターミナルから、コロンブス広場という観光の拠点となる場所までバスが出ています。片道約7分、往復運賃は3ユーロ程だったと記憶しています。

手前からターミナルD。Cが空いていてBとAに客船。観光ボートから撮影しました。それにしても10万トンを超える客船は大きいです。全長が300メートル近くもあります。

ヨーロッパからアメリカ大陸へ初めて渡ったコロンブスの像。新大陸の方を指さしています。

コロンブス広場周辺では観光ボートに乗ったり、観光バスに乗って見どころを一気に回ったり。バルセロナオリンピック開催時に整備された海岸線を散歩、そしておいしいタパスでビールを楽しんだり。ショッピングモールもあるので地元の人も多く訪れているようでした。


ヨーロッパの主要都市を観光する際にとても便利なのが観光バス。その都市により料金は異なりますが25ユーロから30ユーロで乗り降り自由、観光のポイントとなる場所をめぐることが出来、バスではその土地の歴史や建物、通りについて各国の言葉で説明を聞くことができます。
自分の見たい場所が決まっている場合はタクシーが便利です。広場からサグラダファミリアは10分程度、混み具合にもよりますが10ユーロ程でした。


便利なタクシー

イヤホンで観光案内が聞けます
サグラダファミリア
時間があったらサッカー観戦したかった!


スペインの楽しみと言えばバールで楽しむビールとタパスでしょう。ただ言葉が通じないと不安です。そんな時は無理せず観光客の多そうな場所に行くと英語表記のメニューもあって解り易いですね。
ちょっと路地に入るとかわいらしい明るい雰囲気の町並み。明るいスペインのイメージをそのままに楽しめます。