南仏マルセイユはパリに次ぐ大都市です。クルーズ船が着く港はマルセイユの中心地からシャトルバスで15分から20分程。港はいかにも工業地帯といった雰囲気で徒歩圏内には何もありません。
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大聖堂のある丘から見た新港 |
クルーズ寄港地を楽しむにはいくつかのタイプがあるのでここでちょっとお話しします。
☺ 港周辺がメインの観光地であり徒歩圏内である
☺ 中心部まで車での移動を必要とする距離ではあるが市街地は歩いて回れる
☺ 観光の要所が港からバスや電車で1時間以上かかる(ローマやフィレンツェがこれにあたります)
☺ 観光要所が点在しているのでツアーに参加するか公共交通機関を利用する必要がある
特に地中海クルーズは毎日素晴らしい都市を訪れます。少しずつでも各港の情報を事前に調べておくと余裕をもって楽しめると思います。前もって寄港地ツアーに申し込むのもいいですよ。
稀ですがお客様の中には自分がどの国に行くのか、その土地で何が有名で何を見に行ったらいいのか分からない方もいらっしゃいました。もったいない!
マルセイユの話に戻りますが先に書いた通り港からはシャトルバス、あるいはタクシーで市街地へ。マルセイユの旧港(オールドポート)周辺はレストランやショッピングを楽しむ観光客で賑わっています。
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マルセイユの旧港は1800年代中期には地中海の貿易拠点として大変栄えたそうです |
そしてお客様に情報を伝えるためにも有名なノートル・ダム・ド・ラ・ガルド寺院へ行きました。丘の上に立つこの教会からはマルセイユを一望することができます。
マルセイユからはワイナリーをめぐるツアーが人気でした。南仏はロゼワインで有名です。ヨーロッパにいる間は寄港地のスーパーでワインを買っていましたが、本当に香りが良く味わいのあるものばかりでした。歴史ある建物を見るのもいいですが、私にとって
旅の楽しみは「食」!に他なりません。そして現代に生きるその国の人が何を楽しみ、どんなものが流行しているのか見るのも楽しいです。コーヒーショップやレストランのインテリア、グラスや食器、そこに集まる人達を見ているのが楽しいんです。
次回はマルセイユから足をのばしてカシス(カシとも呼ばれます)をご紹介します。